DXエンジニアになる!
ITエンジニアからDXエンジニアへ + 異業種からDXエンジニアへ
これまで私たちは「IT企業」「ITエンジニア」などと名乗ってきました。
今「DX企業」「DXエンジニア」と自らのことを捉えています。
ここでは、DXエンジニアとは一体どういうものなのか、どういう人材が、DXエンジニアとなっていくのか、についてお話します。
ITエンジニアという名前がDXエンジニアに単純に変わるわけでもなければ、ITエンジニアだった人だけが、DXエンジニアになるわけではない。
そんな、これからの時代の話です。
今あらためて、DXとは
DXとは何か、様々な場面でその定義が語られてきました。
ただ、DXという言葉は「デジタル」の部分が協調され、単なる「IT化」と混同されていた節があります。
「IT化=業務効率化」という、所謂Society4.0の範疇で「DX」という言葉を捉えようとすることは、大きな間違いです。
DXとは、Society5.0に向けて仕組みを変えることであって、そのための方法として、最新のITがある、と捉えるべきです。
仕組みを変えることを目的としない単なるIT化はDXでも何でもなく、
むしろ、旧態依然とした世界に留まろうとする動きと考えなければいけません。
今、様々な企業や組織がそれに気づき、取り組みを始めています。
DXを推進するのは誰?
これまでのIT化は、我々のようなシステム開発を専門とする企業が担ってきました。
IT化のノウハウを元に、〇〇管理システム、といったようなサービスを様々な企業活動の中に構築してきたのです。
これらは主に効率化を目的としたものでした。
IT化のノウハウは、効率化のノウハウであり、そのための技術力、であったわけです。
ですので、企業はシステム開発会社に、そのノウハウを期待してIT化を任せる、という構図でもあったのです。
しかし、DXというテーマになると話が違ってきます。
DXとは、仕組みを変えることを目的としているからです。
仕組みも目的も、企業によって状況は様々で、
それを知っているのは、その企業で日々業務に携わっている人々であり、考える主体は他ならぬ企業そのものということになるのです。
各企業、各組織が「何をすべきなのか」「何をするのか」を考え、我々、システムを専門とする者たちは、
「何ができるのか」「どのようにするのか」を担う、そういう構図が見えてきます。
DXエンジニアとは
ただ、私たちは、そのような単純な分業になるとは考えていません。
テーブルを挟んで、何をしたいのか聞き取り、何ができるのかを提示する、
そういう関係ではDX時代は乗り切れない、と考えています。
テーブルを挟んで話し合うのではなく、席を並べて肩を寄せ合い、
同じ課題に向き合って、「何をすべきなのか」「何ができるのか」「どのようにするのか」を一緒に考える、そういう形を思っています。
ITの知識も必要です。
問題の本質の理解も必要です。
深く課題に関わり、考え、提案し、一緒に問題を解決するという熱意も必要です。
DXエンジニアとは、そういう人材のことを指すのです。
新たなエンジニアのキャリア
これまでITエンジニアと呼ばれた者たちが、
DXエンジニアになっていくことは必要です。
ただ、それだけでは足りません。
各業界の本質を理解している担当者の側から、企業のDXを考える力も必要なのです。
これまで専門的にITに携わっていなくても、この国で広がるDXを推進するためには、業務の専門性の側からITの活用を提案し、実現していく、
そういうキャリアがあるのです。
各業界で培ってきた専門性を活かし、DXに取り組むお客様の横に立ち、
当社の培ってきたITの力を活用して様々な組織のDXを推進する。
インフロントはITという範疇を超え、幅広い人材と共にDXの世界で成長していきます。