Chapter
データサイエンティストという人物像
データサイエンティストとしての二つの働き方
システム開発とデータサイエンス
データサイエンティストへのキャリアチェンジ
データサイエンティストという人物像
データサイエンス、AIといった領域への注目は高まり続けています。適用される分野は広がるばかり、当社においても、この数年でデータサイエンス事業が占める割合は増える一方という状況です。
同時に、それら領域は存在感を増しながら、技術的意味合いだけではなく、その役割や方式など形はまだ定まらず、至る所で試行錯誤が続けられているのも事実です。
データサイエンス、広義におけるITやシステム、それらは目的ではなく手段であり、本来の目的はもっと大きなところにあります。
例えば企業活動の最適化や新事業展開、またその先においては、人々に快適や幸福をもたらし、環境や生活を変革するものです。
そういった変化や変革の試みに携わっている実感を持ちたい。これは技術者のみならず、社会に生きる者であれば、誰しもが少なからず感じていることなのではないでしょうか。
変化を続け、新たな価値を生み続けているデータサイエンスというものに強い魅力を感じている当社は、同じ思いや希望を持って、その分野の拡大や発展に共に取り組む仲間、人材を求めています。
より踏み込んで言うなら、そういった希望が、データサイエンスという領域を志す者には必要だと考えているのです。それは先に述べたように、今まさに自分たちで形作っている分野だからです。思いがなければ始まりません。
違う言い方をすれば、その思い、難解な課題に取り組む覚悟のある者は、データサイエンティストを志す適性・資格がある、ということになると考えています。
データサイエンティストとしての二つの働き方
データサイエンティストという職種は、その役割は同じでも、実は働き方には大きく二つあります。
1つは、メーカーなどに所属し、その企業自身のビジネステーマの解決のために、データサイエンスを用いること。
もう1つは、データサイエンスというサービスを提供する側として、様々な企業の課題解決のために、その技術力や経験を提供すること。
データサイエンスを志す者は、この点について、自身が志向するものをよく考えてもらいたいと思います。
長いキャリアを考えた時に、どちらを選択するかで大きく異なるからです。
前者は、より深くそのテーマに関わることとなり、キャリア全体を通してその事業内で発生する課題の解決を模索し続けていく。
後者は、多種多様なプロジェクトに携わり、その都度様々な専門性の人々と関わって、守備範囲を広げ続けていく。
どちらが正解、というものではありません。
当社は後者、すなわち様々な企業にサービスを提供する側です。変化や深化を続けるデータサイエンス・AIといった分野において、常に最前線に身を置き、時代に並走、時には牽引する存在でありたいと考えています。
データサイエンスを志望する方で、より広い世界で活躍をしたい、新しいものを常に求められ続ける状況に身を置いて成長したい、そのように考える人は、是非一度当社のデータサイエンス事業の話を聞いてもらいたいです。
システム開発とデータサイエンス
インフロントは、独立系システム開発会社として、あらゆる業種・業務のシステム構築に携わってきました。ある特定の業界・業種であったり、特定のタイプのシステムであったりといった分野に特化するのではなく、システムに関する広い知見を備え、より幅の広いサービス、より柔軟な課題解決、といったテーマを掲げて成長してきた会社です。
私たちの役割は、様々な顧客の要望に応じた、システムの設計・構築・運用であると考えています。
そして、現在のデータサイエンスというものも、企業の課題解決という意味においては、システム構築と同じ枠組みの中にあります。データサイエンス、プログラムだけで完結するものなどなく、データ分析基盤の構築は当然のこと、更には、システム仕様、システム運用、様々なものとデータサイエンスは密接に関わっています。
そして、当社にはシステム構築全体に関わってきた強みがあるのです。
今や、データサイエンティストも、単に数理的な知見や、AIプログラムだけではなく、環境構築や、システム全体を考慮した対応が求められています。
最前線で本当に求められるキャリアを積み、胸を張ってデータサイエンスの中心にいると言える、そういう技術者に成長してもらいたいと思います。
データサイエンティストへのキャリアチェンジ
専門的な各業界、例えば、金融、医療、製造など・・・様々な業界でデータサイエンスと言わずとも、マーケティングやデータ分析/活用に関わってきた経験をお持ちの方々。
より広い世界で自身の持っている知識や技術を活用したい、新たな技術で自らをアップデートし続けたい、そのように感じている方にとっても、その経験を活かしながら、キャリアを変えていける可能性があります。
人物像の箇所でも話した通り、より大きな世界にチャレンジしたいという思いがあることは、スタートラインに立つには十分な理由です。
そして、我々は業界を問わず、システム/データに関するサポートを行っています。お持ちの経験をより広く生かせる場面がきっとある筈だと、私たちは考えています。